NMKD Stable Diffusion GUI の使い方

生成AIについて

チャットGPT

 チャットGPT 等の「生成AI」が昨年より注目を集めています。
対話形式のAIはマイクロソフトのGPT搭載のBingで体験できるようになっており、GPT-4の性能が向上により、長い文章の文脈を理解し、より自然な文章を生成することができるようになっています。

画像生成AI

 画像生成に関しても2022年にStable Diffusionがリリースされました。
Stable Diffusion WebUI(AUTOMATIC1111)での画像生成も高品質な画像の出力が出来、モデルを追加する事で生成する画像をイラスト系にしたり、写真・フォト系にする事が出来、昨年より生成AIに関する話題で盛り上がっています。

 ただ、Stable Diffusion WebUIの使用を、Googleドライブと連携させてAI画像生成を行うと、あっという間にドライブの容量が圧迫されてしまうので、あまり使っていない状況でした。

 今年になってStable Diffusionについて調べていたら、GUI版Stable Diffusionがリリースされている事に気づき、ローカル環境でデータ容量も気にせずに使えるので、ダウンロード・インストールして実際にAI画像生成を行ってみましたので、導入方法を紹介をします。

快適に動かすには

「NMKD Stable Diffusion GUI」の動作には、グラフィックボードの性能が必要です。

  • NVIDIAの「GeForce RTX20」シリーズ以降
  • 10GB以上のVRAMを備えている
  • 16GBのメモリ、12GBのディスクスペースを推奨

NMKD Stable Diffusion GUI の導入

 NMKD Stable Diffusion GUI は、ダウンロードするZIPファイルのサイズは大きく、およそ3.5GBほどあります。またファイルは7z形式で圧縮されていますので、7z形式に対応した解凍ツールで行います。
今回ファイルをダウンロード後、Lhaplusでの解凍は上手く行かず失敗に終わりました。(Lhaplusは大容量サイズには対応していないので、4GBあたりを越えるものについては、圧縮・解凍が失敗することがあるそうです。)

 そこで、ファイルの解凍には、7-zip を別途インストールして行いました。
7-zipでの解凍は何も問題がありませんでしたので、NMKD Stable Diffusion GUI を解凍する場合は、おつかいの圧縮・解凍ツールをご確認ください。

NMKD Stable Diffusion GUIのダウンロード

海外のゲーム/ソフトウェア投稿サイト、itch.ioからNMKD Stable Diffusion GUIの圧縮ファイルをダウンロードします。

サイトURL:https://nmkd.itch.io/t2i-gui

ページ上部の「Download Now」をクリックすると、NMKD Stable Diffusion GUIのダウンロードぺージへのポップアップ画面が表示されます。

ポップアップした画面では、サポートを求められますが、赤枠内のリンク(No thanks, just take me to the downloads)をクリックすると、ダウンロードページへ移動します。

ダウンロードページが開いたら、「SD GUI 1.9.1 (Including SD 1.5 model)」のDownloadボタン(写真の赤枠内)をクリックして下さい。
ファイルサイズが3GB程あり、ダウンロードにしばらく時間がかかりますので、完了するまでそのまま待ちます。

インストールとAI画像生成

ダウンロードしたファイルを解凍すると「SDG-1.9.1」フォルダが作成されます。
フォルダ中にある「StableDiffusionGui.exe」を実行すると、Stable Diffusion GUIが起動します。

Stable Diffusion GUIのインストール

Welcome!画面が表示されますので、OKで閉じます。

そのままだと毎回表示されますので、左下の「Do Not Display This Message Again」にチェックを付けてOKで閉じます。

右上の赤枠で囲まれたインストールボタンを押すとインストール画面が表示されます。

「Install」をクリックするとインストールが開始され、動作に必要なファイルは自動でダウンロード・インストールされます。

画像生成

インストールが完了したら、先ずは画像の生成を試してみます。
画像生成にあたっては、「Text Prompt」にプロンプト(画像生成用の呪文)と呼ばれる、英単語や英文章を入力します。
入力が完了したら、「Generate!」 ボタンを押すと画像生成がスタートします。

早速AI画像生成のテストを行います。
今回は、「Text Prompt」に画像生成用の呪文「dog」と入力して「Generate!」 ボタンを押し、ワンちゃんの画像を生成します。

生成されたワンちゃんの画像

ちょっと微妙な画像もありますが、「dog」という文字の入力だけで、このような画像が生成されます。
画像生成においてはプロンプトを工夫する事により、様々な画像を生成する事が出来ます。

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